小さな実験 Tiny Experiments:目標にとらわれた世界で自由に生きる方法
私たちは皆、人生を最大限に生きたいと願っています。しかし、目の前に妖精が現れ、魔法でそれを実現してくれることはありません。たとえ実用的な成果を生み出さなくても、結果にとらわれず、好奇心に導かれ、心惹か…
私たちは皆、人生を最大限に生きたいと願っています。しかし、目の前に妖精が現れ、魔法でそれを実現してくれることはありません。たとえ実用的な成果を生み出さなくても、結果にとらわれず、好奇心に導かれ、心惹か…
従来のジャーナリズムが否定的な前提で人と接したり、問題にフォーカスして物事を捉える一方で、コンストラクティブ・ジャーナリズムは、ソリューションにフォーカスし、民主的な会話を促したり、問題への解決策を提…
科学的裏付けが増える中、さすがに気候変動と人間の活動の因果関係を否定する人たちは少なくなってきました。しかし、一歩踏み込んで気候変動を食い止めるための行動を起こす人たちはごくわずかです。今回は問題を認…
私たちは、自分自身の映画の主役であり、人生の主人公です。誰もが自分のレンズを通して世界を見ています。しかし、そのレンズは真実を歪めるものです。私たちは、一生を通して、自分自身と過ごします。誰よりもはる…
ある研究によれば、私たちは10分に1回はうそをついています。他人につくうそもありますが、ひょっとすると自分自身につくうその方が多いかもしれません。自分自身にうそをつくのは、できるだけ努力することなく自…
人は、根拠が正しいから導かれた結論を信じるのではなく、結論を信じているからその根拠を信じます。因果関係は逆転しているのです。理論で他人の信念を変えることはできません。しかし、対立するもの同士が協力する…
今回はジョセフ・グエン著の「考えすぎない練習」を紹介します。グエンは「直感はすべてポジティブで、思考はすべてネガティブなので、私たちは思考をやめて直感に従うことでよい結果にたどり着くことができる」と主…
私たちは、他人より自分が正しいと考えます。自己正当化は、最も危険な思考傾向です。罪悪感をもったり自己意識を弱めることなく残虐な行為さえ容認できてしまうからです。私たちはこの思考傾向から抜け出すだけでな…
専門知識、合理的思考、適格なアドバイスなど、いくら優れた知識や能力を持っていようが、それを行動に移せるかは別問題です。それらと掛け合わせて変化を生み出すための「特別なソース」が必要なのですが、そのソー…
異常気象や自然災害が多くなりました。その原因となっている地球温暖化は、人間の活動がもたらしていることが明らかになっています。しかし、私たちはその事実を受け入れなかったり、受け入れても他人事のように捉え…
「期待」とは取り扱いが難しく厄介なものです。自分や他人を失望させないために、期待を低く設定すべきでしょうか?それとも、自分を伸ばすために期待を高く設定すべきなのでしょうか?そこには複雑なパラドックスが…
「本当に合理性は私たちに望ましい結果をもたらすでしょうか?」 個人レベルでは、ある程度感情にまかせた方がよいこともあるでしょう。しかし、能力がなければ、必要な時に正しい判断はできません。また、合理性を…
人間の不合理性を取り上げた2冊の本を紹介します。私たちが自身の不合理性に打ち勝つためには、理性が必要で、理論的な考えを鍛えなければなりません。しかし、私たちの世の中は、ポスト真実とも言われるように、合…
私たちの経験は、事前の予測や期待に大きく影響されます。経験する前に情報を受け取る方が、経験した後に情報を受け取る場合よりも経験に強い影響を与えます。ネガティブな予測のトラップに引き込まれず、ポジティブ…
スキーマとは、情報を後ですぐ思い出せるように単純化したり分類しておく私たちの知識構造です。情報を効率的に処理できるメリットがある一方で、いったん定着すると簡単には変わらない固定観念や先入観を生み出しま…
私たちは毎日、議論に参加したり、他の人たちの議論を聞いたりしています。議論は「前提」と「結論」で構成されますが、相手の前提や論理の誤りを特に疑うことなく、知らず知らずのうちに相手の思うように導かれてし…
自分が人生をコントロールできると信じ、成功も失敗も自分の責任だと思う人は、コントロールできないと思う人より、主体性、自律性、達成志向が強く、結果としてより良い生活を送ることができる傾向があります。ただ…
認知のゆがみ(Cognitive distortions)とは、考え方の偏りです。私たちは自分の周りの世界やそこで起きている事を常に自分なりの解釈を通して理解しています。私たちの脳は時々「ショートカッ…
変化は常態です。世界は変化するのが当り前で、それが止まることはなく、昨日と変わらない今日はありません。ただし変化の度合いは一定ではなく、捉え方も人それぞれです。変化が急で大きいと、私たちは不安になって…
私たちのコロナウイルスへの対応・意思決定は、データなど数字的証拠を元に決定された事もありますが、憶測や期待、バイアスなどの思考プロセスが大きな役割を果たしました。それは役に立ったり、立たなかったりして…